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1.インフルエンザワクチン
1.効果はあるのかないのか?
インフルエンザワクチンをきちんと接種したのにインフルエンザにかかってしまう人は少なくありません。
文献報告によるとインフルエンザワクチンの有効率は60〜30%といわれています。これは逆にいえばワクチンを接種していても40〜70%の人はインフルエンザにかかってしまうということになります。
ただし、ワクチンをうっているとインフルエンザになっても高熱がおさえられたり、脳炎や肺炎の合併症がおこりにくいといわれています。
また、最近はタミフルやリレンザといったインフルエンザ治療薬の副作用が報告されており、そういった意味でもワクチンを接種する意味は十分あると思われます。
2.ワクチンの有効期限は?
ワクチンは接種後2週間目頃より効果があり、その効果は3〜6ヶ月後まで続くとされています。
日本のインフルエンザ流行期は12月から3月ですので、10〜11月に接種することが最も効果を期待できると思われます。
また基本的に大人の方はワクチン接種は1回ですが、インフルエンザの流行期に追加の接種をすることでさらに免疫力を高めて、より高い予防効果を期待できるという報告もあります。(ブースター効果)
3.妊娠中・授乳中の場合の接種は?
まずインフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、胎児への影響はありません。
妊婦の場合、インフルエンザにかかった時に合併症をきたしやすいといわれています。
ですので、自然流産を起こしやすい妊娠初期は避けて、妊娠12週以降の接種が勧められます。
授乳中の方への接種ですが、インフルエンザワクチンの成分が母乳に移行する量は極めて微量で、乳児への影響はほとんどないと考えられます。
両親自身がインフルエンザを予防することで乳児への感染を防ぐという意味で、両親へのワクチン接種は推奨されるべきと考えます。
2.インフルエンザ
インフルエンザウイルスは低温と乾燥を好むため、毎年冬になると猛威をふるいます。特に子供や老人では重症化して生命をおびやかすこともあり、早期の診断と治療が重要です。
一般的には急な高熱で発症しますが、最近では37度台でも調べるとインフルエンザのことがあり、冬場の発熱は要注意といえます。現在では10〜15分でわかる迅速検査キットがあり、A型、B型の判定も可能です。
最も多く使われてきた治療薬にタミフルがありますが、10代の患者さんでの異常行動が報告され、最近ではリレンザという吸入タイプのお薬もよく使われるようになりました。
しかしリレンザもまったく安全というわけではなく、患者さんの年齢、体力を考慮して治療法が選択されます。
解熱剤を使用しなくても自然に熱が下がり、そこから2日間たてば他人への感染の心配はなくなり、学校や幼稚園、保育園への登校・登園も許可されます。
ただ熱が下がってもインフルエンザの影響ではなや咳がしばらく続くことがあります。
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